国際アイスホッケー連盟より以下のルール変更の通達があり、全国大会及び全国大会予選会等の競技会は、全て新ルールで実施されます。東京都アイスホッケー連盟主催の大会においても、随時新ルールに移行してまいります。
◎412条 プレー中断中のプレイヤー交代の手順
1. このルールに違反したチームに対し、一度目の警告後、2度目からはディレイドオブザゲームによりベンチマイナーペナルティーを科す。
2. ラインズマンがアイシングコールをするためにハンドアップをした後、アイシングをしたチームのプレイヤーが交代のためベンチに戻った場合、またアイシングが成立した後にプレイヤーのチェンジを確認した場合には、ラインズマンはレフェリーに対し申告することができる。
3. レフェリーおよびラインズマンは、アイシング後にプレイヤーの交代が発生しそうな場合は、ベンチ前に立ち、交代しないようにコントロールすること。
4. アイシング後に反則が科せられ、氷上の人数に差異が発生した場合は、ラインチェンジをすることができる。ただし、ミスコンダクトペナルティーの場合は、人数に差異が発生しないため、ミスコンダクトを科せられたプレイヤーひとりのみのチェンジとなる。
◎440条 フェイスオフ
1.センターフェイスオフスポットでフェイスオフをする場合は、以下のとおりである。
(1)ピリオド開始時、(2)得点後、(3)アイシングのミスジャッジ、(4)GKとプレイヤーの交代が早かった時(但しプレーストップ時のパックの位置がセンターレッドラインを越えている場合) (5)プレーがストップする原因が、下記2の状況の時。
2.パスオフサイド時のフェイスオフは、パスが打たれた地点の最寄りのフェイスオフスポットで行われる。 しかし 競技停止の原因となったチームに対して有利になるようなフェイスオフスポットにおいてのフェイスオフは行われない。その際、有利にならないことを条件として、センターフェイスオフスポットでもフェイスオフがおこなわれる。アウトオブバーンズ・ハンドパス・ハイスティックによる競技停止後のフェイスオフも上記同様の解釈となる。
3.ペナルティー後のフェイスオフの位置は、一方のチームにペナルティーがあったときのみ、そのチームのエンドゾーンで行われる。
4.両方のチームにペナルティーが科せられた場合、ペナルティーの個数・度合・キャンセルアウトに関係なく、最後にプレーが止まった位置の最寄りのフェイスオフスポットで行われる。
5.一方のチームにペナルティーが科せられ、所定のフェイスオフスポットにてプレーが再開される前に、相手チームにペナルティーが科せられても、フェイスオフの位置は変更されない。
6.一方のチームのプレイヤーにミスコンダクトペナルティーを科された場合、次のフェイスオフは競技が停止した位置の最寄りのフェイスオフスポットにて再開される。
7.ディフェンディングチームに対しペナルティーが科せられようとしているが、アタッキングチームによるディレイドオフサイドがコールされ競技が中断した場合、次のフェイスオフはディフェンディングゾーン内のエンドフェイスオフスポットにて再開される。
◎460条 アイシング
1.センターレッドライン手前から打ったパックが、クロスバーまたはゴールポストに当たってからゴールラインを越えた場合、ノーアイシングとなる。(解釈変更)
2.ベンチ前でプレイヤーが交替している最中に、プレイヤーがパックをプレーできる位置にいたが、トゥ メニィープレイヤーズのペナルティーが科せられないようにするため、パックに対しプレーしなかった場合もノーアイシングとなる。(解釈変更)
※ ルール変更に伴うケースブックの変更点
http://www.jihf.or.jp/jihf/news/news.php?id=1411