第10回東京・韓国小学生アイスホッケー親善大会 レポート

去る2月15日〜16日にかけて、韓国小学生チームを招いて第10回東京・韓国小学生アイスホッケー親善大会が開催されました。来日当日は、前日から降り続いていた記録的な大雪で羽田空港が閉鎖されるのではないかと心配しましたが、1時間以上遅れたものの何とか韓国チームは無事到着し、2日間かけて東京のA・B2チームとの試合を行ないました。遅くなりましたが、その2戦のレポートをしたいと思います。

2月15日(土) 東京A vs. 韓国
  1P 2P 3P Total 
東京A 11
韓国

 長いフライトとその後は観光予定の変更で、韓国チームはホテル経由からほぼ直行で雪道を試合会場の東大和スケートセンターへ。彼らにとっては体力的にも精神的にも疲労が蓄積した、最悪のコンディションでの初戦となった。
 この日は全日本大会に向けて選抜された東京Aチームとの対戦だったが、試合開始早々から東京は猛攻を仕掛けて、21秒に赤坂倫太朗(西武WB)が先制ゴール。その後も着実に得点を重ねて1Pは4−1でリードし終了。2P以降も田原輝志(西武WB)と石渡逸成(江戸川アーマーズ)のハットトリックなどで加点し、韓国チームの反撃も1点に抑えて11−2で快勝した。
 双方から2名ずつの優秀選手に、東京AチームからはCの松下剛(西武WB)とAの山崎憲人(東大和)が選ばれた。
 試合後は隣接のレストランで両チームの選手・スタッフで交流会を実施。言葉はあまり通じないものの、食事をしながらお互いの健闘を称えあって初日を終了した。

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2月16日(日) 東京B vs. 韓国
  1P 2P 3P Total 
東京B
韓国

 一夜明けてゆっくり休養した韓国チームを、東京は前日のAチーム以外の選手で構成したBチームで迎え撃った。
 韓国チームは体力が回復させると、そのパワーを前開にしてBチームに襲いかかってきた。先発GKの渡邊周(江戸川アーマーズ)が身を挺してゴールを守ったが、ついに11分過ぎに韓国がゴールネットをこじ開けた。しかし東京もその30秒後には、高橋笙真(西武WB)からパスを受けた佐々木大耀(西武WB)が抜け出して同点に追いつき意地を見せる。そのまま同点でインターバルかと思われたが、終盤に韓国が1点追加して1−2で1Pは終了した。
 全員が5年生とは思えないくらい大きな体格の韓国は、2Pにも2点を追加。ただ昨年の韓国遠征のメンバーであった多田圭之介(高田馬場アトムズ)の好守がなければ、もっと点差は開いていたことだろう。3PはGK2人で半分ずつゴールを守ったが、韓国の猛攻を1点ずつで凌げたのは大きな収穫だった。
 結局この試合は1−6で韓国の勝利。東京Bチーム優秀選手には、2人のGKが選出されたが、大会自体は1勝1敗と仲良く引き分け。この決着は4年後の平昌(ピョンチャン)オリンピックでつくのかもしれない?

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(2014年2月24日 22時51分)

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